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「ひとりの家路」

「ひとりの家路」

 

街は暗くなり

気だるさにさいなまれるなかで

 

大切なものは目に見えない

 

目に見えるもので

確かなものはあまりない

 

月明かりはそれを知っている

風景に溶け込むように優しく私を照らし

目を閉じて夜道を歩く

 

耳を澄まして

靴音に紛れる鼓動が生きている証

 

ゆらゆらと漂う家路

ボ~ン パン

季節はずれの花火の音がする

 

 

 

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