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縦書き

「 さよなら ばいばい 」

「 さよなら ばいばい 」 顔から剥がれ落ちた 仮面の下の純情に こんにちは 流れる涙が溶かしてゆく偽りの顔 それを歪だと笑う仮面人形 黄色と黒の猛毒を体内に宿して 棘のある言葉を吐く蜂の群れ 身を守るために逃げ込んだ水中で 溺れてゆくこの身の幸せ さ…

「 五月雨(さみだれ)」

「 五月雨(さみだれ) 」 五月雨 憂鬱 それは心に残した感情 掌には何も触れない 記憶は目に見えない 想像は自由の翼 それは諸刃の剣 地に足がつかない 水面に浮かぶように 精神を委ねて漂う 仰ぐ空から頬を流れる 五月雨 憂鬱 あの人の指先

「 名もなき命のモノローグ 」

「 名もなき命のモノローグ 」 果てしない過去から キミを探しに来たんです たくさんの死に向き合いました 涙は枯れることなく またひとつ流れました 堂々巡りの日々の中で絶望という言葉を知りました 望んだものは いつか儚く散るのです それでも一輪の花が…

「 違えること 」

「 違えること 」 「きれいだ」と言う人のこころと 「綺麗だ」と言う人の心 そこに在る違いに焦燥と可笑しさがかがようんです キミの目にはなれないのだと 浮き彫りにする差違を ことばで掻き消したんです 未だ互いの存在は出逢わぬままに 現実という「想像…

『 I 』を知らない物語

『 I 』を知らない物語 その隙間を埋めるために、ぼくは「恋」を装った。 都合のいい言葉を書き連ねては、 都合の悪い自らの得体を隠すように、 紡いだ偽証が、自分の内側を蝕むことを経験しながらも、 いつも同じ轍を踏んでは独りよがりな脳内世界で 生きて…

「 K+意味 」

どんなにきみを嫌っても きみは勝手に宿るんだね そこにも ここにも あそこにも ほら今だってそうさ ぼくはきみなしでは居られないみたい 世界もどうやらそうらしい とくに人間世界においてはね きみがなくなることを きっとどこかで誰もが恐れている そして…

「 It's my life 」

あなたのことは好きよ ずっと昔から うんと昔から でもごめんなさい 一緒にはいれないの あなたとわたし 生きる世界が違うから 見ているモノも 触れて感じることも もちろん いま考えてることだって違うでしょ? 不思議よね こんな2人が まるで同じ世界の中…

「 こころのカケラ 」

「 こころのカケラ 」 ノスタルジー ノスタルジー 子守歌 揺れるゆりかご 手のぬくもり あたたかい声 存在の充足 ノスタルジー ノスタルジー 笑い声 触れあう瞳 人のぬくもり あたたかい声 受け入れられる存在 ノスタルジー ノスタルジー 遠い日の記憶 忘れ…

「 春日(はるひ) 」

地表は白い絨毯 空はブルースカイ 彩る新緑 春日を告げる蝶 芽吹く季節に 忙しなく 日々は止まらず流れる季節 寒かったり 暑かったり だるかったり 眠かったり いらいらしたり めそめそしたり うきうき わははと笑ったり そうやって また大人になる 見失わな…

「 憧憬 」

「 憧憬 」 夕日の沈む地平 小高い丘で照らされて風は髪を揺らす 一羽の鳥が空高く 地平へと向かって羽ばたく 手を伸ばしてみても届くはずもなく いつも焦りばかりが募ってゆく いつかわたしもきっと あの地平の向こう側へ 夕日は沈んでも わたしはそう 輝い…

「 落陽 」

「 落陽 」 心臓の音 消える香り キミのいない日々 時は止まることを知らず 流れる川のように たましいを地平線へと運んでゆく 沈む夕日 永遠に美しいなら このまま 血潮止めないで 水面(みなも)に映る 月に乗って 流れてゆきたい

「 あしあと 」

「 あしあと 」 歩く外 振り返ると君の足跡 君の軌跡 世界はコンクリートジャングル 雨に流されるまでもなく 目には見えない 誰かに触れていたい衝動も 誰かに触れている感覚も でもそこにある君の足跡 君の軌跡 誰でもない君の足跡 君の軌跡

報われぬ命 果たせなかった約束 そんな儚い生に 希望の花 繋いでゆく糸 手を重ねて結ぶ命があること 君のそばで伝えたい 今を生きること 明日を強く 縦の糸 横の糸 それぞれの命が向かう先 違う場所 交わる点 瞬間でも 重なる点 一瞬でも 人の中にある「 そ…

「 栞 」

「 栞 」 あたたかい気持ちが生まれた日 届けてくれたのは あなたの腕でした やさしい気持ちが生まれた日 届けてくれたのは あなたの言葉でした かなしい気持ちが生まれた日 届けてくれたのは あなたの命でした 感情の端々に この身体の隅々に あなたが落と…

「 愛(いと) 」

木枯らし吹く寒空の下 言葉のない息は 白く空へと消える マフラーと手袋にうずくまるようにして 君は可愛い雪だるま 雲間から射す日差しに照らされて 少しほどけた君の横顔は 僕の頬をほどいてゆく 永遠に止まることはない「とき」に 永遠に止まることを願っ…

「 たゆたう 」

「 たゆたう 」 流れる波に身を捧げ 辿り着くその場所は いつもあなたのための場所 暗闇すらも友と呼び 孤独すらも家族にし 冷たい雨の中でも 暑すぎる日差しの中でも 私の一歩を

「 夢間 」

「 夢間 」 揺れる列車に 眠るキミ 過ぎ去る日々の景色は 夢間に止まって お願いジーザス 共有する時間と空間が 必ずしも交わらない世界で ここだけは永遠と溶け合うことを許してくれる 揺れる列車に 眠るキミ どうかこのまま 眠らせて心を 連れて行って 永…

「 詩 」

「 詩 」 それは感情の端っこ。 過ぎた時間。 時とキミのフィルターで濾過されて、 香りも味も色も、 鼓動が血潮と共に変えてゆく。 -->

「 ほのビート 」

「 ほのビート 」 私の頭の中にある 辞書の中にない言葉をきみが話すから もどかしい距離 苦い思い出 晴れ空にばかり恋をして 雨を嫌ったこの世界の片隅で 君の花は萎れていた 明日の答えは やまびこのように 返ってきて ため息交じりにうつむいて 上を向く …

「 四季彩る雨とさよならを 」

「 四季彩る雨にさよならを 」 揺れて 泣いて 消えてゆく 雨は夏に 雨は秋に 雨は冬に春に 共に頬を流れてしまうのです

「Hope」

--> 「 Hope 」 燃ゆる太陽 今日も大地は呼吸を始める おはようと 木々が揺れる風の中 今日向かう先 風に乗って走る私 小さな笑顔がたくさん溢れるこの町で 今日も私は風になる 明日の空も超えて 夕日に染まれ オレンジ色のトワイライト 重ねた命と日々が重…

「微睡み」

「 微睡み 」 まどろむ 波間に 静かな寝息だけが ここまで伝わって 微笑む おぼろ月 優しげに 淡く揺れていた 夢間のキミの 微笑み 抱かれて 誘われ 火照るこころ 揺れていた ひかり彩る 流れる風に 髪は撫でられ 漂って キミの香り 揺れていた 囚われて わ…

「 rainy song 」

「 rainy song 」 しとしと しとしとと 雨したたる 通りし車鳴く シャーシャーと 憂鬱の空は薄灰の 曇天の彼方の薄日影 窓のそば 風と躍る 陽よけ布 ひらひら ゆらゆら ひらひらと 外界の香りを運びくる しとしと しとしと しとしとと 潤い増す世界の片隅で …

《 心月(こころづき) 》

《 心月(こころづき) 》 月は満ち そして欠ける まん丸 満月 尖(とんが)り 三日月 日々 形を変え 廻ってゆき 時に雲に隠れてしまう 夜空に輝く美しい あの月は 人の心を教えてくれる

《 師全(しぜん) 》

《 師全(しぜん) 》 感情が散らかり過ぎる僕は 太陽にあたたかさを 教えられ 月に穏やかさを 教えられ 水にやわらかさを 教えられ 火と土に強さと優しさを 教えられ 風に自由を教えられました

《 草木花人年月 》

《 草木花人年月 》 枯れゆく花に己を見 咲きゆく花に自身を重ね 種子となりて希望を残し 芽吹くそれらに希望を委ね 大切に 大切に 見守ってゆく